県森林研究所は1日、富山県内でスギ花粉の本格的な飛散が始まったと発表した。平年より4日、昨年より12日遅い。飛散量は平年と比べて約5割多い予想で、3月中旬がピークとなる見通し。

 2月の気温が平年より低く推移し、開花時期が遅れた。予想飛散量は1平方センチ当たり5200個程度で、終息は4月上旬ごろを見込む。

 同研究所は「花粉症とみられる症状が出た場合、早めに医師に相談してほしい」と呼びかけている。