日本郵便(東京)は26日、東証プライム上場のトナミホールディングス(富山県高岡市昭和町)の株式の公開買い付けを開始すると発表した。期間は27日から4月10日まで。日本郵便の出資額は750億円。買収後は同HDを非上場化し、完全子会社にする。
物流量の減少や人手不足、原材料費の高騰など業界を取り巻く環境が変化しており、両社が継続的に意見交換を実施。トナミHDは上場を維持するメリットが低下し、非上場化を模索する中、外部の経営資源の活用が必要と判断した。両社は双方にとって最適なパートナーであるとの認識で合意し、日本郵便の子会社であるJWT(東京)を通じて公開買い付けに至ったとする。
買収後もトナミHDの創業家代表・経営陣は継続して経営に当たる。