サッカーJ2カターレ富山は24日、3月2日に行う甲府とのホーム開幕戦に向け、会場となる県総合運動公園陸上競技場で、ボランティアと協力して除雪作業を行った。リーグ戦の日程が国際大会の関係で早まり、寒波の影響を受けた。クラブの呼びかけに応じたサポーターら約400人が参加した。

 試合用のピッチがあるインフィールド部分は縦106メートル、幅70メートルで、この日の積雪は約40センチだった。ピッチは天然芝で除雪機が使えないため、参加者はプラスチック製のスコップやダンプを持参して除雪に当たった。

 ピッチ内や観客席などで手分けして作業し、約3時間かけてピッチサイドの邪魔にならない場所に雪を移動した。

 半袖のユニホーム姿で参加した県立大4年の赤井貴征さん(22)は「前節の千葉戦を現地で観戦して、J2の壁を感じた。サポーターとして、除雪を通じて少しでもチームを後押しできれば」と話した。