高岡市出身の人気挿絵画家、佐竹美保さんの原画展「魔法の世界へ」が22日、富山市立図書館本館(同市西町)で始まった。初日は佐竹さんのサイン会があり、ファンでにぎわった。

 佐竹さんはジブリ映画の原作となった「魔法使いハウルと火の悪魔」や「魔女の宅急便」など人気児童書の挿絵を長年にわたって手がけている。

 今回は代表作や関連書籍など約100点を展示。全巻のカバー絵を手がけた「新装版ハリー・ポッター」コーナーでは、原画と書籍を合わせて紹介した。

 サイン会には県内外から50人が訪れ、佐竹さんは1冊ずつイラストなどを交えて丁寧にサインした。福井市から来た小学生は「絵がきれいで大好き。大好きな子猫のキャラクターを描いてもらい、うれしい」と喜んでいた。

 原画展は3月23日まで。入場無料。