カターレ富山を応援するパブリックビューイング(PV)が16日、富山県高岡市下伏間江のイオンモール高岡で開かれた。約800人が画面越しに声援を送り、J2白星スタートに沸いた。

 開始前から富山のユニホームを着たサポーターらが続々と集まった。当初会場は1カ所の予定だったが、人があふれてもう1カ所増やし、通路に立ち見が出るほどの熱狂ぶりとなった。

 親子で訪れた富山市八尾町井田の会社員、田島雅春さん(48)は「挑戦者という気持ちで選手と一緒に臨む。全力で応援したい」と力を込めた。

 後半、MF伊藤の先制ゴールが決まると、盛り上がりは最高潮に達した。来場者は両手を突き上げたり、ハイタッチしたりして喜びを分かち合った。

 勝利を告げる試合終了のホイッスルが鳴ると、再び大歓声が起こった。富山市太田小学校6年の寺坪璃空さん(12)は「11年ぶりのJ2初戦で勝利してうれしい」と声を弾ませた。

 高岡市蓮花寺の会社員、川合悠月さん(22)は無得点に抑えたGK田川をたたえ「最高。1桁順位に向けて頑張ってほしい」と期待した。

 会場では龍谷富山高校の生徒が考案した、カターレ富山とバスケットボールの富山グラウジーズをコラボさせた能登半島地震復興支援グッズが販売された。