サッカーのカターレ富山は28日、富山市のホテルグランテラス富山で株主懇談会を開いた。左伴繁雄社長は、11年ぶりにJ2で戦う今季の目標として1桁順位を掲げ「J3に落ちないことを目標にすると残留争いに巻き込まれる。(J2昇格)プレーオフ時のような喜びを再び皆さんと共有したい」と強調した。
左伴社長は、目標達成のため2025年シーズンの収益予算と強化費予算を引き上げたことを説明。収益予算は前期比3億4千万円増の11億4500万円、強化費予算は同1億4600万円増の4億8600万円とした。27日の取締役会で承認された。
戦術面では、従来のハードワークを基調としたサッカーを徹底しつつ個人技術の向上を図るとし「J2の他のクラブは富山のサッカーを知らない。(J2に)上がったばかりの方がチャンスがある」と話した。
能登半島地震の復興支援を継続すると約束。久和進会長もあいさつした。昨年の第三者割当増資で株主となった企業を含め23社の約40人が出席した。