元宝塚歌劇団月組トップ娘役の海乃美月さん(氷見市出身)によるワークショップが12日、富山市呉羽町の富山市民芸術創造センターであった。和田朝子記念エールバレエスタジオ(旧和田朝子舞踊研究所)の生徒を対象に、舞台で磨きをかけた歌や踊りを丁寧に手ほどきした。
海乃さんは3歳から同研究所で11年間学び、中学卒業後に宝塚音楽学校へ入学。2011年に初舞台を踏み、昨年7月に退団した。
ワークショップは同スタジオが初めて企画。小学生から高校生まで35人が参加し、海乃さんから呼吸法や発声法、宝塚歌劇団の楽曲「Grande TAKARAZUKA 110!」の振りなどを教わった。
ワークショップ後には、海乃さんが富山での幼少期や宝塚音楽学校時代の思い出を語った。“後輩”である子どもたちへ「厳しい稽古にも意味がある」「自分の長所を見つけて」などとエールを送った。