2月8日投開票の次期衆院選の日程が19日、決まった。「全速力でやらないと間に合わない」。富山県内の各選挙管理委員会は投開票所や人員の確保、入場券の発送などを急ピッチで進める。
高市早苗首相がこの日、衆院選を「1月27日公示、2月8日投開票」にすると表明。1週間遅い日程も考えられた中、富山市選管の桜井光王(みつお)事務局次長は「最短を想定し、準備してきた」と強調する。
ただ、現実は厳しい。市選管は100カ所を超える投票所の仮押さえを済ませたものの、開票所の確保のめどが立っていない。これまで使ってきた富山1区の市南総合公園体育文化センター、富山2区の市八尾スポーツアリーナとも既にイベントなどで予定が埋まる。過去に開票所として活用したことがない施設を使う可能性があり、桜井次長は「その場合、一から作業行程を組み立てなければいけない」と危惧する。
投開票に関わる他部局の職員や立会人の確保、選挙人名簿の作成も重なり「今週が勝負だ」と語った。
射水市はこれまで開票所としてきたアルビス小杉総合体育センターがスポーツイベントのため使えないが、代わりの体育館を使うめどがついた。今週の雪予報でポスター掲示場の設置などへの影響を懸念しつつ、市選管の北村信弘事務局次長は「今となってはやるしかない」と言う。
2月8日に市長選とのダブル選になる可能性が残る滑川市は、選管の人数を2人から4人に増員して対応する。
県選管は立候補者に渡す腕章、街頭演説用の標旗といった「選挙の七つ道具」や投票用紙の用意に当たる。担当者は「休日返上で作業し、何とか公示に間に合わせたい」とした。
富山市、ポスター掲示へ支柱
衆院選に向け、富山市選挙管理委員会は19日、選挙ポスター掲示場の設置を始めた。ポスターを貼るボードは20日に届くため、支柱のみを先に設けた。23日の衆院解散を控え、市選管の桜井事務局次長は「期日に間に合うよう、いまできることを始める」と話した。
市選管によると、10日に総務省から県選管を通じ、衆院選の準備を進めるよう通達があった。13日に業者にボードを発注、20日からボードの設置も始められるという。
市役所前では19日、市選管の委託を受けた業者が作業した。市内では526カ所に掲示場を設置する。
