衆院解散・総選挙の実施が確実な状況になり、各党が候補擁立を加速させたことを受け、富山県内3小選挙区の戦いの構図が次第に固まってきた。現職4氏、元職2氏、新人4氏の計10氏の立候補が想定されるほか、日本維新の会が1区、国民民主党が3区でそれぞれ擁立作業を急いでいる。
自民党は、2012年から6回連続となる3議席独占を狙う。立憲民主、共産、参政各党の候補予定者は会見などで出馬を表明しており、議席獲得に向けた活動を始めている。立民の2氏は近く離党し、公明党との新党「中道改革連合」から立候補する考えを示している。
1区は5人が争った前回を上回る人数の混戦が予想される。自民富山市連は、父親が富山市出身の元参院議員、中田宏氏の擁立を決定。不適切党員登録問題があった現職の田畑裕明氏に代わる候補として、県連を通じて党本部に公認申請する。田畑氏も出馬へ準備をしており、自民分裂選になる可能性をはらむ。
前回選で比例復活当選した山登志浩氏(立民)は中道の候補として小選挙区での勝利を目指す。共産から新人の青山了介氏、参政からは新人の斉藤匠氏が出馬。元職の吉田豊史氏が立候補を検討しているほか、維新が擁立を模索している。
2区は前回選の3人のうち2人による一騎打ちが濃厚となっている。3期目を目指す自民の上田英俊氏と、中道から出馬する新人の越川康晴氏(立民)が争う。共産は擁立を見送った。
3区は前回選と同じ構図が見込まれる。7選を期す自民の橘慶一郎氏に共産新人の坂本洋史氏が再び挑むほか、国民が19日に候補を明らかにする。
公示は最短で27日。多党化している影響で、候補がさらに増える可能性も十分残されており、各選挙区の構図はまだ流動的だ。
