次期衆院選で自民党の公認候補予定者が不在となっている富山1区を巡り、党県連と富山市連は週内にも、現職の田畑裕明氏に代わる候補を決める。党本部が13日、公認候補者を19日までに申請するよう地方組織に通知。これを受け県連と市連は近く選考委員会を開く見通しで、公募せずにリストアップした人物から選ぶ案も浮上している。
県連の宮本光明幹事長は13日の取材に「スピード感をもって(19日に)間に合わせるよう、結論を出さなければいけない」と強調。不適切党員登録問題に伴って田畑氏を公認候補予定者となる1区選挙区支部長の選考対象から除く方針を12月、党本部に改めて伝え、反応を待っていたが、選挙が目前に迫るため擁立を急ぐことにした。選考方法は今後詰め、公募や党員投票については時間的余裕がないものの「可能性がないか検討する」と述べた。
複数の関係者によると、選考委の議論では2024年秋の衆院選比例北陸信越ブロックに出馬した経済人や前参院議員、県議らの名前が挙がっており、この中から選ぶとの見方がある。
ただ、公認の最終決定権は党本部が持つ。田畑氏は無所属でも出馬する意向があるとみられるほか、田畑氏が公認された場合に市連側が独自候補を立てるケースも想定されるため、自民分裂選となる可能性をはらんでいる。