企画展「薬と音」が、富山市売薬資料館(同市安養坊)で開かれている。薬や木箱といった資料38点を並べ、製造や運搬の過程で当時生じた音に思いを巡らせる内容となっている。5月17日まで。

 薬を運ぶための麻袋や木箱、荷物の受取証などを紹介。「荷車を引く音や人々のかけ声が町に響いていたかもしれない」などと解説した。

 宣伝に欠かせないチラシや引き札にも焦点を当て、県内の売薬業者や製薬会社の品を並べた。鼓笛隊など軍隊の行進を描いた華やかな図柄が目立つほか、金太郎や七福神が描かれたものも並ぶ。

 兼子心学芸員(54)は「町の様子やチラシから読み取れる世相を思い描き、音を想像してみてほしい」と話した。3月1日には、展示解説会も行う。