20日の富山県内は、放射冷却現象のため早朝に冷え込んだ。富山地方気象台によると、最低気温は上市で氷点下0.1度と、今季初の氷点下を記録した。氷見で0.5度、南砺高宮で1.1度、富山で3.8度など、全10観測地点のうち6地点で今季最低となった。

 氷見市の沿岸では早朝に気嵐(けあらし)が発生した。比美乃江公園には日の出前から写真愛好家が集まり、灯台や唐島を包み込むほど高く立ち上る様子を写した。立山連峰から朝日が差すと周辺は黄金色に輝き、幻想的な光景を写真に収めようと盛んにシャッターを切っていた。

 同気象台によると、21日は前線の通過に伴い、昼前から雨となる。予想最高気温は富山、高岡(伏木)ともに16度。