富山県の滑川市は17日、同じ「滑川」の地名を持つ埼玉県滑川(なめがわ)町と災害時相互応援協定を結んだ。大規模災害が起きた場合、物資や人員を相互に融通し合う。市役所で同日、締結式があり、水野達夫市長と大塚信一町長が協定書を交わした。
協定締結の背景には、高校野球部による長年の交流がある。滑川高校(埼玉県滑川町、現・滑川総合高校)の野球部が1998年の夏の甲子園に出場した際、故澤田寿朗市長が町に激励のファクスを送った。その後、コロナ禍を除いて毎年、滑川高校(滑川市)は親善試合を実施。今年、市議会議員と水野市長が町を訪れ、協定を結ぶことになった。
この日の締結式では、水野市長が「同じ名前のご縁で絆を深め、災害面だけではなく、いろいろと交流したい」とあいさつ。大塚町長は「気候や風土が異なる市からアドバイスをもらいながら、町をさらに発展させたい」と述べた。今後、災害時に食料や飲料水、生活必需品の提供・運搬などの5項目で連携していく。