富山県高岡市出身の化学者、高峰譲吉(1854~1922年)の生誕祭が3日、生家跡である同市御馬出町の高峰公園であり、出席者が功績をたたえた。
高峰譲吉博士顕彰会(塩谷雄一会長)が、高峰の誕生日である11月3日に毎年開いている。式では塩谷会長があいさつし、出席者が銅像に献花した。高陵小学校の児童が「高峰博士を讃(たた)える歌」を斉唱した。
市内の小中学生の研究を対象にした「高峰科学賞」の表彰式もあり、塩谷会長が4人と1団体に賞状を手渡した。
受賞者を代表し、戸出中学校理科部の西田陽輝部長(3年)が「学びを深め、多くの人に役立つ研究成果を出したい」と喜びの言葉を述べた。
▽高峰科学賞=鼎聡史(牧野小4)田中晴斗(同5)大浦深結(野村小6)中川惺(志貴野中1)戸出中学校理科部