富山県富山市のボランティア団体「アジアの仲間たちの会」(アンドラーデ・フロッシー代表)は2日、富山市磯部町の県護国神社で開かれたのみの市でバザーを実施し、今年3月の大地震の後も国軍による市民への攻撃が続くミャンマー出身のシスター、マリア・ゴレッティさん(47)らが母国への支援を呼びかけた。
アジアの仲間たちの会は、ミャンマーの子どもたちへの教育支援を続けており、現在は約200人の子どもたちに教育資金を送金している。しかし、2021年の国軍によるクーデターと地震で避難環境は厳しく、のみの市でのバザーに加え、街頭募金などで支援を続けている。
バザーでは、マリアさんと会のメンバー、ミャンマー出身の若者計7人が早朝から、市民から寄せられた衣類や食器類など品物を販売した。売上金は同国への支援に充てる。
同会への現地からの報告では、現在も毎日のように空爆が続き、子どもや高齢者が多く犠牲になっているという。マリアさんは「ミャンマーが平和になるまで会のみなさんと力を合わせて頑張りたい。富山の方々の支援も心の支えになっています」と話した。