富山地方鉄道の「ちてつ電車フェスティバル」が1日、富山市の富山地鉄稲荷町車両基地であり、県内外の家族連れや鉄道ファンらが電車の魅力に触れた。
普段入れない車庫を見学するツアーが人気を集めた。地鉄社員が鉄道線の列車の前で、走行の仕組みを説明したり、ブレーキパッドの実物を紹介したりした。
参加者は「キャニオンエキスプレス」が格納されている定期検査場も回り、塗装中の車体やモーター、車輪のパーツなどを眺め、夢中でカメラに収めていた。千葉市から家族4人で訪れた船木宏和さん(55)は「安全運行をいかに保っているかが分かり、来たかいがあった」と喜んだ。
電車に乗ったまま洗車機を通過する体験や、線路上を走る保線係員用の「レールカート」の乗車会、「鉄道芸人」として知られるダーリンハニーの吉川正洋さんらによるトークショーなどもにぎわった。