とやま生活協同組合(富山県)が高岡市内のひとり親家庭の子どもにおむつを無償提供する「おむつ配達便」の出発式が15日、同市戸出春日の同組合西部センターであった。

 高岡市と結ぶ包括連携協定に基づいた子育て支援事業。ひとり親で満3歳の誕生月までの子どもがおり、児童扶養手当を受けている家庭などが対象となる。各家庭に1700円相当のおむつを隔月で配達する。子育て経験がある女性スタッフが届け、配達時に声かけも行う。

 式で出町譲高岡市長が「少子化の原因には経済的な要因もあり、一緒になって克服していきたい」とあいさつ。とやま生協の寺岡富美夫理事長が「子どもは大切な宝。市と共に策をさらに拡充したい」と述べた。