富山大付属病院(富山市杉谷、山本善裕院長)は14日、消化器外科医不足の解決に向け、消化器・腫瘍・総合外科と膵臓(すいぞう)・胆道センターが9月から実施しているクラウドファンディング(CF)について、第1目標の1千万円を達成したと発表した。第2目標の2千万円を目指し、12月5日まで寄付を呼びかけている。
CFは将来的に消化器外科医の急減が見込まれる中、膵臓がん治療や若手育成の資金を確保するため、9月8日からスタート。第1目標では膵臓がんの臨床研究や手術トレーニング、採用ホームページ作成などの費用を募り、10月6日時点で約210人から1千万円を集めた。
今後は学会参加や論文発表に活用するため、第2目標の達成を目指す。申し込みはCFサイト「READYFOR(レディーフォー)」で受け付ける。