富山県滑川市の歴史ある建造物を市ゆかりの作家らの美術作品で彩る「酒蔵アートｉｎなめりかわ」が１２日、同市瀬羽町の国登録有形文化財・旧宮崎酒造と同市橋場町の旧嶋屋で始まった。１９日まで。

　絵画や書、造形、インスターレション（空間芸術）など２２人の３９点が並ぶ。ＮＨＫ大河ドラマ「べらぼう」から着想を得て、吉原の光と影を表現したフラワーアレンジメントや、雨上がりに水滴で光るクモの巣を表現したガラスなど、さまざまな作品を楽しめる。

　入場無料で午前１０時～午後５時（最終日は同４時まで）。１３日午前１１時から旧嶋屋で、１９日の午後１時から旧宮崎酒造でアーティストトークがある。同酒造では能登半島地震の義援金を募っている。北日本新聞社共催。