富山県滑川市と姉妹都市提携を結ぶ長野県小諸市の坂の上小学校6年生40人が10日、滑川市田中小学校を訪れ、歌や踊りなどを通して全校児童217人と親睦を深めた。両校の交流はことしで50周年の節目を迎え、児童や関係者はこれからも交流を続け、関係を深めていくことを誓った。坂の上小の児童は11日まで県内に滞在する。

 両市は1974年に姉妹都市となり、両校の交流は76年から始まった。毎年児童が相互訪問し、新型コロナ下でも手紙を送り合った。ことしは8月に田中小6年が坂の上小を訪れている。

 この日は50周年を祝う記念式典があり、田中小児童会長の村井遥太さん(6年)が「どんどん仲を深め、思い出に残る最高の交流にしたい」、坂の上小児童会長の望月朝日さん(同)が「先輩たちが深めてきた絆をさらに深め、これからも交流が続いてほしい」とあいさつした。村井さんから望月さんに大漁旗が手渡された。田中小OBの水野達夫滑川市長、小泉俊博小諸市長も節目を祝った。

 田中小はブラスバンド部の演奏や、全校児童による校歌の合唱、5年生の合奏を披露。坂の上小はこもろ市民まつりのテーマソング「こもろドカンショ」と踊りなどを紹介し、田中小の児童と一緒に踊った。

 両校の児童は11日、ほたるいかミュージアムや魚津水族館などを回る。