国内最大級のファッションビジネス展示会「ファッションワールド東京」が1日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まり、富山県繊維協会の会員企業4社が独自の技術や製品を紹介している。3日まで。

 20カ国の約900社が出展した。同協会は、繊維産地としての認知度アップと会員企業の販路開拓支援のため、2024年に続いて参加した。

 ジェイコム(富山市)は、職人の技術を生かした上質なカシミヤのニット、スズニット(南砺市)は冷感や光の反射など機能性を持つニット帽を展示。IAAZAJホールディングス(砺波市)は、起毛加工で独特の風合いや保温性を持たせた衣服、ミヤモリ(小矢部市)はハトムギのぬか油を用いた肌と環境に優しい衣服などを並べた。

 会場ではYKKもブースを設けており、製品のファスナーやパネルで循環型経済の実現に向けた取り組みを紹介している。