富山県小矢部市内に若者を呼び込むため石動高校商業科3年生は市の特産品を活用した新商品を3品考案し、7日に三井アウトレットパーク北陸小矢部で中間発表を行った。買い物客らに商品の特徴や苦労した点を説明。年度内の販売を目指す。
地域課題について学ぶ授業「課題研究」の一環。生徒14人は小矢部青年会議所や地元企業の協力を受け、4月から3グループに分かれて地元産の果物や卵を使った商品開発に取り組んできた。
考案したのは、リンゴとハチミツを使った石けん、市のシンボルキャラクターのメルギューくんをかたどった焼き菓子「メルギューくん焼」の新商品、リンゴジャムを載せた焼き菓子「メルティグ」。中間発表では、材料に選んだ市の特産品について紹介し、試作品も振る舞った。
メルギューくん焼は、従来の小豆やチョコレート味に加え、新たにチーズタッカルビ味と抹茶味を考えた。メンバーの木村菜那さん(18)は「うまくいかないことばかりだったが、多くの人の協力のおかげですてきなものができた」と手応えを語った。