富山県南砺市内の獅子舞5団体が共演する「第参幕 南砺獅子舞『秋の陣 城端』」が10月11日、同市の城端別院善徳寺で開かれる。田中市長が1日の定例記者会見で報告した。今回初めて、特別席から鑑賞できる20人限定の特別ツアーも実施する。
地域ごとに特色ある獅子舞文化を継承し、担い手確保につなげようと、2019年の井波、23年の五箇山に続いて開く。
今回は、細野(城端)、西砂田島(福野)、上百瀬(利賀)の各獅子舞保存会、上村(利賀)と山見(井波)の各獅子方若連中が出演する。善徳寺では城端地域を中心とした獅子頭も一堂に展示する。
各団体が午後3時から1時間かけて「越中の小京都」と呼ばれる城端中心部を練り歩き、同5時から7時まで善徳寺境内で踊りを繰り広げる。
特別ツアーでは、地元ガイドの案内でまちなかを散策。特製弁当を食べるなどした後、善徳寺本堂に設ける特別席で共演会を鑑賞する。参加費は1人7千円。