富山県黒部市宇奈月温泉の旅館、延対寺荘で30日、市産の果物や食材を使ったフルーツポンチを振る舞うカフェイベントが始まった。市の「実践型インターンシップ」に取り組む県外の学生2人が、地元食材のおいしさを広く知ってもらおうと企画した。31日まで。
実践型インターンシップは、県外学生が市に約1カ月滞在し、市内企業で経営課題の解決策を考える取り組み。延対寺荘では早稲田大2年の田中美音さん(19)、横浜国立大1年の谷口晴香さん(19)が、集客力アップの試みとしてカフェを企画。現在は使われていない館内の飲食スペースを活用して開いた。
フルーツポンチの食材は全て黒部市産で、リンゴや梨、ブドウ、「名水サイダー」を使ったゼリー、地元豆腐店の白玉を盛り込んだ。2人は「地元の方にもぜひ食べてほしい。今回の企画が旅館の今後の取り組みにつながればうれしい」と話した。31日の営業は午後1時~同5時、同7時~同9時。