富山県の高岡署は26日、特殊詐欺被害を未然に防いだとして、砺波信用金庫戸出支店(中谷良夫支店長)と職員の小橋久美子さん(67)、小林真理さん(51)に署長感謝状を贈った。
同署によると、1日午後1時ごろ、小橋さんは窓口に訪れた70代女性から定期預金を解約し、別の口座に現金700万円を移したいとの依頼を受けた。高額のため上司の小林さんや中谷支店長と連携して対応したところ、女性が「娘にお金が必要であり、指定された金融機関のカードでお金を送る必要がある」などと話したことから不審に思い、同署に通報した。
同署で贈呈式があり、中谷支店長と小橋さん、小林さんが豊田署長から感謝状を受け取った。
小橋さんは「被害を防いだ後、女性が穏やかな表情になっていてよかった」と語った。