富山県の高岡銅器協同組合(宮津健志理事長)は8日、JR新高岡駅の南北通路に設けたやぐらに、真ちゅう製の風鈴45個を飾った。8月28日まで、高岡の玄関口で涼やかな音色を響かせる。
同組合は「銅器のまち」をPRしようと1993年から毎年、高岡駅に風鈴を設置。新高岡駅が開業してからは同駅に飾っている。
風鈴には、高岡第一学園付属第一幼稚園(高岡市本郷)の子どもたちが願い事を書いた短冊を付けた。園児から風鈴を受け取った同組合員がやぐらに飾った。同学園幼稚園教諭・保育士養成所の学生も手伝った。
園児は童謡「たなばたさま」を合唱。「風鈴さん高岡のまちを涼しくしてね」と声をそろえた。「クレーンゲームがほしい」との願いを書いた鍛冶京佑ちゃん(5)は「音がきれい。願いがかなったらいいな」と笑顔で話した。
風鈴はイオンモール高岡、高岡署、富山空港にも設置する。