20日に就航するクルーズ客船「飛鳥III」に、県内の特産品をそろえた「富山県ルーム」が設けられることになった。47都道府県それぞれの特産を集めた47室を提供する企画で、富山県ルームは北陸銀行がプロデュースした。富山の魅力を味わいながらクルーズを楽しむことができる。
部屋には、若鶴酒造(砺波市)のハイボール、黒部の名水を使ったサイダー、鋳物メーカーの能作(高岡市)の置物、井波彫刻の装飾パネルなどを用意する。
飛鳥IIIは2025年に建造され、劇場やラウンジ、カジノなどを備える。全長230メートル、5万2265トン。客室381室はペントハウス、スイートなどに分かれており、47室は「ミッドシップスイート」(広さ44・3平方メートル)で提供する。運航会社の郵船クルーズが、全国各地の魅力を紹介するプロジェクトとして企画した。