富山県高岡市福岡地域で開かれる「福岡町つくりもんまつり」の実行委員会(上田聖太郎実行委員長)が24日、市福岡観光物産館であった。今年は9月20、21日に行い、新高岡市誕生20周年を記念して高岡御車山祭(みくるまやままつり)の山車(やま)を題材にした大型作品を製作するなど、2025年度の行事内容を決めた。

 今回は新市誕生の節目を祝うため、多彩な新企画を用意した。木舟町の山車をテーマにした大型作品を7月から製作するほか、「ミニチュアつくりもんコンクール」と題し、園児~中学生から小型作品を50個募集する。福岡地域の獅子舞団体がそろう「獅子舞饗宴」も行う。現在は5団体が参加を予定しているという。

 メインイベントの「つくりもんコンクール」の出品数は、昨年の約2倍となる35点を目指す。新規出品者と過去5年間出品がない人を対象とした「新人賞」の新設を決め、意欲的な参加を促す。

 上田委員長は例年よりも2カ月早く会合を開いたとし、「多くの意見を聞きながら、新市誕生20周年の節目を盛り上げるイベントにしたい」と意欲を語った。

 まつりは、五穀豊穣(ごこくほうじょう)に感謝して野菜や果物を組み合わせた作品を展示する奇祭で、300年以上の歴史がある。北日本新聞社共催。