アルビスの大広田店(富山市中田)が28日、オープンした。能登半島地震の被害で閉店した商業施設「大広田ショッピングセンタールミネス」の跡地に整備していた複合商業施設「イータウン大広田」の中核テナントで、初年度は20億円の売り上げを目指す。

 売り場面積は約1921平方メートル。新鮮なマグロ、ズワイガニ、フクラギなど北陸の魚をはじめとした地域の食材を豊富に取りそろえた。店舗周辺は移動に困難を伴う高齢世帯も多く、「スーパー空白地」の解消が待ち望まれていた。

 家事の負担軽減につながる既製品のおかず、こだわりの素材を使ったおにぎりなどを販売。店内のテナントとして、クリーニングのヤングドライとベーカリー店「トントンハウス」が入った。

 オープニングセレモニーがあり、伊藤英樹店長は「従業員全員で、地域の発展に寄与できるお店としていきたい」とあいさつした。

 アルビスが整備したイータウン大広田の敷地内では生活雑貨の「無印良品」、100円ショップ「ダイソー」などが順次営業する。