水橋温泉ごくらくの湯(富山市水橋中村町)は25日、入浴中に地震による火災が発生したとの想定で防災訓練を実施した。

 入浴中の無防備な状態での避難について考えてもらおうと、同温泉の佐藤将貴支配人が県防災士会と県立大の協力で初めて企画。近所の住民や同温泉の利用者ら約30人が参加した。

 訓練には水橋消防署の署員が立ち会い、入浴中に地震と火災が発生したことを想定し、着衣で実施した。参加者はおけで頭を守り、姿勢を低くして揺れが収まるのを待った。割れたガラスなどを誤って踏まないよう、タオルを敷いた床の上を歩いて避難した。体調不良で動けない客を想定し、バスタオルを担架のように使って複数人で協力して運び出した。

 参加した中村町町内会の太田道人会長は「コミュニティーの中心になる場所で訓練が行われるのは良いこと。助け合う気持ちが大切だと分かった」と話した。

 県防災士会の村上綾子理事と県立大工学部の呉修一教授らによる講話もあった。