NPO法人「イナミライデザイン」は24日、富山県南砺市井波地域で開業を目指す事業者が出店するマルシェ「ミライ商店街」を同市山下地区で開いた。
山下地区は、同法人がにぎわいづくりの拠点として活用を目指している旧井波庁舎や井波児童公園に近い。井波でチャレンジする人を後押しするとともに、公園の企画運営に携わる“プレーヤー”を増やそうと初めて企画した。
地区内にある空き家や空き地を活用し、ベーグルや蒸しパン、古本などの14店が出店した。絵本の読み聞かせや、空き家から出た雑貨を集めたのみの市もあり、家族連れらが店巡りを楽しんでいた。
10月ごろに妻と共にアートとコーヒーの店を開業する原本要さん(32)はドリップコーヒーを提供し、「店を開くことを知ってもらういい機会になった」と話した。同法人の小西正明理事長は「今後もまちなかの空き家を活用して第2弾を行いたい」と語った。