キッチンカーフェスも盛況、14台出店

 キッチンカーフェスティバル&わんわんフェス2025が18日、富山県小矢部市のクロスランドおやべで開かれ、県内外の多くの愛犬家でにぎわった。普段は体験できない愛犬を連れてのタワー搭乗もあり、参加者は「犬もうれしそう」と貴重な機会を楽しんだ。

 新型コロナ以降、クロスランド内の公園を訪れる愛犬家が増えていることから、普段は利用できない施設も含めて楽しんでもらおうと初めて企画した。

 タワー搭乗は午前9時と午後4時からの各1時間、事前予約した各15組を対象に行われた。午前は愛犬家と18匹が高さ100メートルの展望フロアに上がり、一緒に眺めを楽しんだり交流したりして過ごした。富山市長附からゴールデンレトリバーのゴル君と訪れた北村里奈さん(33)は「こういうイベントがなかなかなく、うれしい」とにっこり。立山町利田からポメラニアンのまる君とリク君と初めて訪れた中川裕さん(53)は「人にも犬など生き物にも優しい社会になれば」と話した。

 キッチンカーフェスには飲食の14台が出店し、犬グッズなどを扱う14店参加のマルシェも開かれた。普段は犬を連れての立ち入りを遠慮してもらっているという円形の芝生広場が半分開放され、思い思いに楽しむ姿が見られた。散歩のマナーを学びながら周辺を歩く「パックウオーク」があったほか、悩み相談や爪などのお手入れコーナーも設けられた。

 クロスランドは来年以降もイベントを継続する。北日本新聞社後援。