120年に一度の周期で咲くとされる竹の一種「黒竹(くろちく)」が、富山市中沖の和食店「おりょうり椿や」で開花し、訪れた客を出迎えている。

 2年前に開店した際に、知り合いから盆栽として贈られた。花は小麦のような色と形で、中島克己店主(55)は「最初は花と思わなかった」と驚く。

 県中央植物園によると数年前から全国で開花の報告があり、「ちょうど周期を迎えているのでは」と担当者。“神秘の花”の見頃は1カ月ほど続くという。