富山県朝日町の宮崎海岸では14日、町特産の「灰付けわかめ」の天日干しが行われ、砂浜に磯の香りが漂った。昨年は磯焼けによる不作でワカメの収穫を見送っており、2年ぶりの生産。6月中旬から出荷される。

 採れたてのワカメにわら灰をまぶして乾燥させると、風味が増して日持ちするという。朝日町漁協の水島洋組合長(80)は「ことしのワカメは生育良好。大きくて色づきもいい」と話した。

 今季の漁は13日から始まり、14日で終了した。灰付けわかめは同漁協で予約販売するほか、まめなけ市場や魚の駅生地にも出荷する。