富山県魚津市は1日から、暗証番号を入力して鍵を取り出す「スマートロック」を緊急避難所となるコミュニティセンターなど20カ所で運用する。利用者の利便性向上や災害時の迅速な避難につなげる。

 スマートロックは出入り口付近に取り付けたキーパッドに暗証番号を入力すると、中にある鍵を取り出すことができる。市の公共施設予約管理システムと連動し、利用者は予約システムで予約後に暗証番号をメールで受け取る仕組み。施設職員が不在の夜間などでも解錠が可能となる。

 自主防災組織の代表者や施設管理者らには、いつでも開けられる番号をあらかじめ伝えることで緊急時に避難所をスムーズに解錠できるようにする。