3月のホタルイカ漁解禁に合わせて、ほたるいかミュージアム(富山県滑川市中川原)にあるカフェ「みちcafewave」は、ホタルイカの風味を感じられるソフトクリームの販売を始めた。これまでの商品はクラッカーなどをトッピングして見た目を再現していた。一方、観光客から「本物のホタルイカを使った商品が食べたい」との要望が多かったことから、粉末や素干しを載せてリアルな味を追求した。
商品名は「ほたるいかふりかけソフト」。滑川沖の海洋深層水を使った塩ソフトに、富山市の加工会社が作るホタルイカの粉末をかけた。味わう際にスプーン代わりに使ってもらおうと、滑川市の水産加工会社の素干しをトッピング。粉末は粗さが異なる2種類を使い、独特の風味と食感が楽しめる。
カフェで長年販売している「ほたるいかソフト」は、塩ソフトにクラッカーとビスケットを載せてホタルイカの姿を表現した。観光客から「ホタルイカの味がするの?」と尋ねられることがあったため、新商品は味も近づけた。
ふりかけソフトを提案したスタッフの油本智美さん(50)は「デザートとしてホタルイカを食べ、楽しんでほしい」と話している。「ほたるいかソフト」「ほたるいかふりかけソフト」ともに500円。
カフェでは併せて、チンアナゴのすみかを表現した人気パフェ「ちんあなごのお家」をリニューアルした。商品は650円。