市民団体などが企画した事業に、100万円を上限に助成する富山県射水市の2025年度公募提案型市民協働事業審査会が8日、市役所で開かれた。応募した9団体が地域の課題解決に向けたアイデアあふれる取り組みを説明しPRした。

 08年度から行っており、25年度は「市制20周年記念事業」と「多様な主体による協働事業」を公募した。各団体は、市内全チームが参加する少年野球大会や、産後の女性の支援、不要になった制服や文具の安価での譲渡、大規模な音楽イベントでの海鮮販売をはじめ多彩な事業を紹介した。

 審査委員長の奥敬一(ひろかず)富山大学術研究部芸術文化学系教授のほか、源代薫射水市観光協会事務局長ら5人が審査委員を務め、各事業の参加資格や転売対策などについて質問した。市が後日、採択事業を決定し25年度に実施する。

 高等教育機関の学生と地域の交流事業や、異文化交流イベントなど24年度に採択された事業の報告会もあった。