トップインタビュー 2022

BBSジャパン株式会社 代表取締役社長北 秀孝

世界水準の品質、高岡から世界へ

BBSジャパン株式会社 代表取締役社長 北 秀孝 氏

前身は経編機のメーカー。強靭なボビン(糸巻き)を作る鍛造技術を生かし、80年代に独・BBS社と提携。アルミ鍛造ホイールの量産体制を確立した。その後、マグネシウムホイールやジュラルミンホイールの開発にも成功。現在は自社ブランド「BBSホイール」のほか、国内外自動車メーカーの純正ホイールもOEM生産している。

鍛造ホイールは、一般的な鋳造ホイールより高価だが、強く、軽く、均一性に優れる。同社の精緻を極めた鍛造ホイールは世界中で評価され、長年ベントレーやレクサスなどの高級車にも採用されている。今年はF1レース全チームへの供給も決まっている。

「事業拡大する余地はまだまだあると思う。昨今のEV車の進展も我々にとって追い風と捉えている。走行距離を伸ばすには機能部品の軽量化が必須。軽くて強い鍛造ホイールは最適だからだ。今後も技術力を武器に、海外も含めた市場開拓に挑んでいきたい」と北秀孝社長。

同社では高まるニーズに備えるべく、2019〜20年にかけて1万2千トンの大型プレス機を2台導入。塗装専門の新工場も稼働させ、生産力を2.5倍に増強した。「塗装ラインはクリーンルームとし、自動化、省力化を進めることで世界水準の生産環境を整えた。今後はカーボンニュートラル(脱炭素社会の実現)を含めた環境対応にも取り組んでいく」と意気込む。

四日市工場2021年春本格稼働
四日市工場2021年春本格稼働

今年はブランディングの強化も行う。SDGsなどの社会貢献活動を展開し、地域との交流も深めていく計画だ。

「ブランド力というのは、そこで働く社員や環境が創り出すものだ。まずは良い人材の採用と教育に取り組み、技術力に磨きをかけたい。良い職場づくりにも注力する。そこで生み出される製品が地域に認められ、市場に認められれば、ブランド力は自ずと醸成されていくはず」

明快な成長戦略は企業の軸足を確固なものにしている。

BBSジャパン株式会社

高岡市福田六家525 TEL.0766-31-0021