トップインタビュー 2022

ゼオンノース株式会社 代表取締役社長梅﨑 聡

創立50周年、新たな展開へ

ゼオンノース株式会社 代表取締役社長 梅﨑 聡 氏

日本ゼオングループの一員として、総合力を活かした幅広い事業を展開。エンジニアリング、商事、環境分析の3部門で、技術力・人材育成をベースに、広く社会に貢献することを目指している。

主軸のエンジニアリング部門では各種プラントの設計・施工のほか、近年はアルミ製の覆蓋(ふくがい)を製造している。覆蓋とは、浄水施設などでゴミや火山灰の混入防止、またテロ対策として設置する大型の覆いのこと。同社は可動式のアルミ製覆蓋を開発し、昨年秋、川崎市の長沢浄水場での大規模工事を完工した。「軽く、リサイクル性に優れたアルミ製覆蓋は、循環型社会にふさわしい製品。今後も受注を増やしていきたい」と梅﨑聡社長。

同社ではこうした大型構造物製作の技術力をさらに高めるため、昨年から「レーザアークハイブリッド溶接技術」に挑戦している。低い熱入力で高強度な接合が可能なため、新たな展開が期待できる。


高岡市内でのアルミ製覆蓋設置工事
高岡市内でのアルミ製覆蓋設置工事

「強度が上がるので大型構造物製作での優位性を発揮でき、工期短縮やコスト低減も実現できる。これまで覆蓋設置は北陸のような多雪地域には不向きだったが、この溶接技術を使えば強度的にもクリアできるメドが立った。今年はもう一段の技術革新に努めたい。また覆蓋に限らず、新たな用途展開も図っていきたい」と意気込む。

今年4月には創立50周年を迎える。同社ではこれを機に、江尻にある本社を米島事業所に移転・統合する計画だ。部門間コミュニケーションの円滑化と業務の効率化が狙いで増設する新社屋にはオフィス機能の他に社員食堂や社員交流スペースなどを整備する予定。

「新社屋は企業価値を高める狙いもある。説明会やインターンシップでアピールし、優秀な人材の採用につなげていきたい。〝ここでずっと働き続けたい〟と思ってもらえる職場環境を提供していくことも経営者の責務だ」と話す。

ゼオンノース株式会社

高岡市江尻351 TEL.0766-25-1111