トップインタビュー 2022

小野医療機器株式会社 代表取締役社長小野 誠三

健康社会への架け橋企業に

小野医療機器株式会社 代表取締役社長 小野 誠三 氏

1961年創業。絆創膏から高度医療機器まで幅広い医療用品を扱う商社として事業を拡大。介護保険制度がスタートした2000年からは福祉用具の販売・レンタル業務、住宅のバリアフリー改築業務などを展開。高齢社会の進展に即したきめ細かいサービスを提供してきた。

小野誠三氏は17年、家業である同社を引継ぐため、東京から帰郷し、社長に就任。同時にヘルスケア事業を立ち上げた。「サラリーマン時代、あるプロスキーヤーと出会い、柔軟な肉体と健康意識の高さに感銘を受けた。これからの時代は未病を予防し、誰もが介護に至らない社会の仕組み作りが必要だと思った」と新事業発足の経緯を話す。

ヘルスケア事業は、ストレッチマシン「ZERO-i」の販売と同マシンを用いたサーキット型健康スタジオ「ソフネス」の運営が基盤。ストレッチマシンは柔軟性を高め、可動域を広げることを目的としており、筋肉増強を図るトレーニングマシンとは一線を画する。「一言でいえば鍛えないマシン。運動嫌いな方や高齢者でも使いこなせ、不調を改善し、怪我しにくい体を作っていく。『ここなら続けられる』という利用者が多いのも特徴だ」と小野氏。

「鍛えないジム」健康スタジオ ソフネス富山店。誰でも簡単に使えるストレッチマシンが並ぶ
「鍛えないジム」健康スタジオ ソフネス富山店。
誰でも簡単に使えるストレッチマシンが並ぶ

同社では、健康スタジオを2店舗開設。今後はマシンとスタジオ運営をパッケージ化した未病・予防ビジネスを全国に提案していく。また、企業の福利厚生を目的としたマシン導入も支援していく。

一方、同社では社員が健康情報を理解、活用する〝ヘルスリテラシー〟を向上させるため、セミナーの開催や社内環境の整備を推進してきた。その結果、昨年3月、経済産業省認定「健康経営優良法人 ブライト500」に選出された。

「長年、医療と介護で培ってきたノウハウを生かし、今年はヘルスケア事業の拡大とPR活動に取り組む。生涯健康で過ごせる人を増やし、富山を全国一の〝健康ストレッチ県〟にしたい」と展望する。

小野医療機器株式会社

砺波市新富町2-14 TEL.0763-33-3700