トップインタビュー 2020

松原建設株式会社 代表取締役社長松原 悠大

原点に戻り、新スタート

松原建設株式会社 代表取締役社長 松原 悠大 氏

 土木、建築からまちづくりのトータルプロデュースを担う総合建設会社。公共工事や民間工事、再開発など幅広く行い、直近では富山市下飯野や京都府亀岡市、岐阜県恵那市で土地区画整理事業を手がけている。

 業界に先駆けてICT(情報通信技術)を活用した施工を導入。ドローン測量やVRを使った重機操作で時間と労力を大幅に軽減してきた。「土木は経験工学と言われるが、ICTによって体格差のある女性や経験の浅い若手も活躍できる場が増えた」と松原悠大社長は話す。

 こうしたICTによる業務革新を鑑み、今年はいったん、原点に立ち返り、新しくスタートを切る1年としている。「成長というのは常に右肩上がりでなく波がある。当社は今、波の狭間にいると思う。ICTの功績は大きいが、あくまでも手段。使いこなすには建設、施工管理の基本的な知識と技術の重要性を認識し、習熟していくことが大事」とし、今年は講習会やセミナーを強化。合わせて労働の均等化を図る社内システムの構築にも取り組む。

ICT施工により、効率的かつ正確な作業を実現。今後はVRやARを駆使した施工、管理の確立を目指す
ICT施工により、効率的かつ正確な作業を実現。
今後はVRやARを駆使した施工、管理の確立を目指す

 昨年は社屋の大改修も行った。会議や講習会に活用できる大小さまざまな空間をつくり、気軽にディスカッションできるカフェスペースも整備。コミュニケーションの円滑化を図った。また、デザイン性にこだわったユニホームの新調、テレビCMの放映、企業ロゴのブラッシュアップなどビジュアル的なイメージ戦略も進めてきた。「ちょっとカッコいい、洗練されているというイメージを浸透させたい。そんな会社で働きたいと思う女性が増え、総合職として活躍してほしい」と願う。

 30歳まで東京で過ごし、放送技術のエンジニアとしての経験をもつ。代表に就任して6年。都会で培ったバランス感覚やプレゼン手法を生かし、これからも改革に挑んでいく。「会社として、数字や根拠を正確に把握し、一つ一つ丁寧に仕事をしていきたい」

松原建設株式会社

富山市石坂2449-2 TEL.076-433-8248