トップインタビュー 2020

北陸建工グループ 株式会社建工ホールディングス 代表取締役社長酒井 洋氏

シナジー効果でさらなる発展へ

北陸建工グループ 株式会社建工ホールディングス 代表取締役社長 酒井 洋氏 氏

 グループの歩みは、1977年創業の北陸建工に始まる。特殊形状のビルや照明鉄塔、無線鉄塔などの製造を手掛けて事業を拡大。その後、鉄の切断・加工を担う北陸熔断と、曲げ加工技術を生かしてトンネル工事用機材「セントル」の製作を担う北陸鋼産を分社化した。現在は、管理会社や運送会社を加えた8社でグループを構成している。

 グループの強みは、他社が不得手・不可能な特殊技術。加えて、調達から設計、切断、加工、曲げ、組み立て、搬送までワンストップで提供できる一貫生産体制にある。酒井洋社長は「グループの総売上は今期100億円を達成した。今後は各社専門技術のシナジー効果を高め、総合力で大規模受注を獲得し、さらなる増収を図っていきたい。また、SDGs(持続可能な開発目標)にも企業として取り組んでいきたい」と意欲を語る。

 今年はオリンピックイヤー。東京五輪で使用する競技場等の建築鉄骨を数多く手掛け、実績を積んできた。五輪終了後は、首都圏の再開発や大阪万博プロジェクトに参画していく。「当社はワンストップサービスだけでなく、公共事業の設計を担うコンサルタント会社への提案においても競争力がある。例えば工期短縮できるもの、コスト削減できるものなど、付加価値の高い技術をいち早く提案し、受注につなげていく」と語る。

初開催した「KENKOグループ祭」。参加者から好評で、グループの一体感が高まった
初開催した「KENKOグループ祭」。
参加者から好評で、グループの一体感が高まった

 これから参画するプロジェクトの一つには、昨年11月から建設工事が始まった「リニア中央新幹線」がある。この工事は全区間の9割がトンネル。長年培ってきた高度なトンネル型枠製造技術を活用し、工事に携わっていく。

 酒井社長は2016年の就任以来、全力で働き、全力で遊ぶ社風をつくってきた。昨年は、社員とその家族を招き「KENKOグループ祭」を初開催。ソフトボール大会やリレーマラソン大会にも参加し、親睦を深めている。「これからも社員の視点で一緒に考え、働き方改革を進めたい」

北陸建工グループ 株式会社建工ホールディングス

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