トップインタビュー 2020

地域資源循環システム協会 代表理事高澤 康之

地域課題を解決する仕組みづくりに尽力

地域資源循環システム協会 代表理事 高澤 康之 氏

 経済産業省が推進する「省エネルギー地域相談プラットフォーム構築事業」として採択された非営利法人。「地域資源循環システム協会」は省エネのプロフェッショナル集団として、県内の中小企業を中心に無料で省エネに対する調査やプランニングなど多岐にわたる支援を行っている。

 国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」を軸とした取り組みとして、近年では個人商店や中小企業のみならず、地方自治体からのまちづくり課題などにも広がりを見せる。高澤康之代表理事は「現在、持続可能なまちづくりにおける『プラットフォームづくり』に力を注いでいる。これからはエネルギーだけでなく、多くの人と関わりながらアイデアや知識を共有し、地域課題を解決する『仕組み』を作っていくことが大事。地域のキーマンや若い人たちとも積極的に連携を図っていきたい」と力を込める。

「&BREAD」は移動販売もスタート。県内各地のさまざまなイベントへ出店している
省エネ推進に向けた施策説明会など
さまざまな講演活動も積極的に行う

 福井や新潟、岐阜、熊本など他県からの相談も増えていると言い、「地域の課題は大小さまざま。まずはそれぞれの土地の特色を見極めながら、プラットフォームをしっかりと確立させていくことが大事。その成功事例をもとに、北陸、富山県にもモデル展開させていければ」と話す。

 昨年度からは、産学官連携の地域イベントや講演にも多く携わってきた。高澤代表理事は「昨今、他県では若い人たちによる省エネを意識したベンチャービジネスが多く生まれている。富山でその傾向はまだ少なく、前向きに取り組むべき課題だと捉えている。環境省や大学などと相談しながら、まずは富山の学生たちに再生エネルギーについて興味を持ってもらいたい。後に、省エネがあらゆる問題を解決し、社会貢献、経済効果にもつながっていくことを知ってもらえれば」と期待する。「今後は(動画サイトの)ユーチューブなどのツールを使いながら、広く分かりやすく発信・啓発していきたい」と意気込みを見せる。

地域資源循環システム協会

富山市下野16 富山市新産業支援センター401 TEL.076-471-8495