トップインタビュー 2020

ゼオンノース株式会社  代表取締役社長梅﨑 聡

新工場が完成、本格稼働へ

ゼオンノース株式会社  代表取締役社長 荻布 宗一 氏

 日本ゼオングループとして、スケールメリットを活かした幅広い事業を展開する。エンジニアリング、商事、環境分析の3部門で積極的な技術開発と地域連携に取り組んでいる。

 売り上げの約7割を占めるエンジニアリング部門では、各種プラントの設計・施工のほか、アルミリサイクルの溶解設備や大型製氷設備の開発・施工などを手掛ける。商事部門では工業資機材や石油製品等の販売を行う。環境分析部門では大気や排水等の分析業務、またゴムや樹脂等の日本ゼオン製品の分析を手がけている。

 昨年は高岡市米島に新工場が完成した。鉄骨製作「Rグレード」の認定工場やアルミ溶接認定工場が整備され、受注できる仕事の領域が大きく広がった。  近年、浄水場では遮光、火山灰の混入防止、異物投げ込ふくがいみなどのテロ対策として覆蓋(屋根のような覆い)が設置されている。梅﨑聡社長は「新工場では、アルミ溶接で軽く、腐食しない可動式アルミ製覆蓋を製造する。独自の技術力で差別化を図っていきたい」と力を込める。東京都内の主要浄水場ではアルミ製覆蓋化の計画があり、これを機に営業展開していく計画だ。

アルミニウム建築構造物1類製作工場の認定を取得したゼオンノース米島事業所第5工場
アルミニウム建築構造物1類製作工場の認定を取得した
ゼオンノース米島事業所第5工場

 今年は芽吹いた枝葉を育て、収穫につなげる1年と位置付け、「我々の仕事は相談を受け、構想を練り、成約して施工・納品まで何年もかかる。設備投資は昨年で一段落。盤石な基盤ができあがったので今年はしっかり成約につなげていく」と意欲を見せる。

 一昨年4月、日本ゼオンから同社専務取締役として着任し、昨年6月に代表取締役社長に就任。高岡に住んで1年半となる。「休日は様々な観光地に足を運んだ。立山黒部アルペンルートの絶景には感動した」と顔をほころばせる。年末年始はさいたま市に住む家族を招き、水入らずの正月を富山で迎えた。今年は地元経営者とも交わりながら、公私共に富山を楽しむ考えだ。

ゼオンノース株式会社

高岡市江尻351 TEL.0766-25-1111