こんにちは!やちやちメンバーのKanaです。
射水市には、以前から中古車輸出業を営むパキスタン人の方が住まれています。
パキスタン人の方はイスラム教を信仰する「ムスリム」であることが多く、射水や高岡にはパキスタン、インドなど南アジア料理店が多くあります。
ちなみに、カレー好きの人々の間では、射水の地を「射水」と「パキスタン」を組み合わせて「イミズスタン」と読んでいるそうです。
射水市津幡江(新湊)の国道8号沿いに、県内最大のイスラム教礼拝所「富山モスク」があり、その近くにローソン新湊津幡江店があります。
たまたま入店したのですが帰り際、出口に向かうと、あれ?なんだ??
ひときわ目立つコーナーが・・・外国の商品ばかりが並んでいます。
なんでかなぁ?もしかしたら、モスクがあるから、パキスタンの方々のためなのかなぁと。
その時は、そのまま帰り、カレー好きのMさんに話をしました。
「そうそう!カレー好きの人の間で『ハラルコーナー』があると話題になっているよ。ローソンで販売しているということは、本部の許可があるということだからすごいよねー」と。
なるほどー。
ハラルフードとは、イスラムの教えに則った食品のこと。豚肉やアルコールを使用した物は食べてはいけません。
厳密に言えば、消毒用アルコールや、発酵過程でアルコールが自然に産生される調味料(日本食には欠かせないしょうゆ・みりん)もNG。まな板にアルコール消毒することも不可な場合があるそうです。
※宗派、国および地域、個人によって詳細な解釈は異なります。
ハラルマークがついた食品なら、安心して食べられるそうです。
気になったので、再び、ローソン新湊津幡江店へ。
ハラルコーナーで何を買おうか悩んでいたら、日本人の店長さんがとても親切に「日本人にはこれが食べやすい」「これは、私おすすめ」というふうに丁寧に説明してくださいました。
カレー、ビリヤニ、ドリンク、ラーメン、お菓子と、何点か購入。
店長さんに、なぜ、ハラルコーナーを作ったのか?と聞いてみることに。
そうしたら、
4年前から店舗近くのモスクを訪れる人達のために食材・商品を置きたいなぁと考え、ローソン本部に打診したものの、その時は実現せず、
いったん諦めていたが、パキスタン人の青年がアルバイトとして働くことに。
ムスリムのその青年が、食材の成分や原材料のラベルを確認して食べられる物を一生懸命に探している姿を見て、ハラルコーナーをつくりたいという意欲がより、高まったそうです。
2021年2月にハラル食材を取引している業者等と交渉を進め、2021年8月、ついに、ハラルコーナーを実現させました。
店長さんの優しさと熱意をヒシヒシ感じました(ホロリ泣)
【購入した物】
▼マサラベジタブルビリヤニ(グルテンフリー)
野菜とパキスタン米(長粒米)のピラフ(レトルト)
▼チキンハンディーカレー(グルテンフリー)
骨なしチキンのクリーミーなカレー(レトルト)
▼カップヌードルカリースペシャル
ピリ辛カレー味のスープと、こしのある麺
*これは、原産国インドネシアでした。
▼マンゴージュース(マンゴー果汁入り)
▼ナンカタイビスケット
▼クミンクッキー
これだけ買えば、フルコースっぽくなるよね。
MさんとやちやちメンバーNaoさんを誘い、パキスタンレストラン(笑)を開店することにしました。
Mさんは、「じゃあ!食器もってくるね!!」と、ステンレスの食器をたくさん持ってきてくれました。
すごい!!本格的!!
たまたま、輸入食材店「カルディ」で、インド式漬物「アチャール」の素を買っていました。(アチャールとは、野菜をマスタードオイルや塩、スパイスで漬け込んだ「お漬物」)
冷蔵庫にある野菜を刻んでアチャールの素を混ぜ込み、お漬物を作りました。
店長さんから、マンゴージュースはそのまま飲むと甘いので、ヨーグルトと一緒に混ぜるといいと教えていただきました。(マンゴーラッシーになるね)
で、盛り付け完成!!!パチパチパチー★
レトルトのビリヤニは、袋に入ったままお湯で温めただけなのに、予想と違ってなかなかイケる。
Naoさん曰く「チャーハン系でお湯で温めるのってないよね」。
ハッ!そう言われたら!レンジか、炒めるか、お湯を注ぐかだよね。
不思議~。
私は、ビリヤニ=辛いと思っていたのですが、Mさんの話だと、辛くないのもあるよーとのことで、このレトルトのビリヤニは辛くなく、私でも食べられました。
カレーは、鶏肉がちょっと硬い気がしたけれど、味はまずまず。
ラーメンは、カレー味というより、トムヤムクンっぽい味でした。すっぱ辛い(レモングラスが入っているから余計そう感じたのかも)
そして、カップの中にフォークが入っているんです( ´艸`)
ナンカタイビスケットは、日本のきな粉ビスケットみたいな味で、普通においしい。
クミンクッキーは、クミンが好きな私ですが、おやつ向きでも食事向きでもなく、不思議な味に感じました。
マンゴージュースは甘いー!と聞いていましたが、そんなに飲めない甘さじゃなくて、割とドロリとしてイイ感じ。これは、お子さん好きかも。
カルディやドン・キホーテ、業務用スーパーなど海外食品を扱うお店が増えましたが、
店舗まではなかなか足を運びにくいけれど、近くのコンビニで買えると、手軽に異国情緒を味わえて楽しいのではないかなと思います。
ローソン新湊津幡江店はハラルコーナーを始めた当初に比べ、今は、取り扱いアイテム数が2倍になり、話のネタに買いに来る日本人が意外と多いそうです。
店長さんの先見の目があったんですね!