富山ゆかりの作家、宮本輝さんが選者を務める第58回北日本文学賞の1次選考通過作が決まった。国内外から969編が寄せられ、320編が1次選考を通った。今後2次、3次、4次と選考を重ね、最終候補作を選ぶ。受賞作と選奨作、最終候補作は来年1月1日の本紙で発表する。4次選考までの通過作品や最終結果は、本社の総合情報サイト「webunプラス」にも掲載する。(通過作の掲載は都道府県ごとの受付順)
【富山】
▽富山市=「ポジティブな一日」田崎ゆきこ「今がくる」いそろくごいち「小耳さんと夫と猫のクロ」反里菁子「始めがあれば」小川明子「道標(ケルン)」泉貞夫「魔槍」小川洋一郎「雪の朝の林檎」越田きよみ「過去からの道標」平島健一「伝蔵地蔵」中谷雅和「ヒントのあり方」新井裕香「ちょっこし、出かけてくっちゃあ」森うの
▽高岡市=「晩夏、少女は空を飛ぶ」百瀬零「空に、手を伸ばして」大巻裕子
▽射水市=「薬味」戸田永吉「今からが、私の新しい出発やちゃ」刀根日佐志「澱の川」和泉好美「錆取り列車で行こう」おおえおにたろ「合歓木のレクイエム」西野千尋
▽魚津市=「蜃気楼に会える街」野生
▽氷見市=「憧憬に還りて」瞳順子
▽滑川市=「やさしい花瓶」西元正史「寝観音」石原大三「放課後の西日」林栄「木漏れ日」水野和宣
▽黒部市=「大井町で」片山晶
▽砺波市=「逆上がりのロメオ」古新
▽南砺市=「うさぎのいない宿」雪見銀之助
【北海道】「娘」一色秀秋「スノードロップ」田向秋沙「復讐は冷まして食べるもの」雲井白「夢の階」皐月あや子「虹が生まれる場所」本望蒼士「羊水に想う」堀ゆり「清楚系な私」久保政博
【青森】「エンジェルスマイル」渋谷江津子「箪笥の肥やし」梶浦公平「逢いたい人」船橋敏昭「三日月葬」青柳隼人「鰻と山椒」多門昭
【岩手】「お義姉さんと私」上原みなみ「残影」山本千代久「毒を食らわば」畠山政文
【宮城】「死を拒否する男」杜一石「迷いの森」阿部芳久「恋愛未遂」大島初平「星空から降る雪」さとうかずこ「はじまりの旅」佐木冬児
【山形】「笠」夷也荊「烏の死骸」佐藤悦葉「やつめうなぎ」塩崎憲治「ひきこもりもどき」藤井洋輔「災禍の白」那須湧紀「高町で」北山青史「雪片の星」東屋里歩
【福島】「同じ風に吹かれて」高玉旭
【茨城】「華燭」成島健明「北アルプスの少年タイジ」大橋鮎実「なめらかで、しなやかな」高倉主水「琥珀色の瞳」矢数弘輝
【栃木】「エンディミオン」河内康「香具師の詫び状」石川侃「覗く」齊藤宏壽「ラストラン」中村真理「忙しい耳順」河真珠聡
【群馬】「彼女にリダイヤル」本城浩志「薬師御堂」清水まゆり「声」積本絵馬
【埼玉】「また巡る春に」琴川紘音「重たい? ごめんねぇ」川上昇「淡雪」折口真「背中を押す者」海沼秀明「私だけ、違う血の色をしている。」麦野陽「ヤモリの宿」鈴木信一「いろとりどり」東雲詩乃「四号室」芥田怜
【千葉】「嘘と紫陽花」蓮見仁「天使たち」栗原知子「風待ち月」雪野御景「もう一つのしあわせ探し」藤田新吾「死んだらどうなる?」川高呼人「慶長小判」雲坂稜「鬼ごっこ」森野そと「まだ半分も、きていない」谷門展法「くぬぎ荘」梅田丘匝「母の食卓」光本有里「鰯の腸」四宮麻衣「逆さの杖」森下浩二「満願桜」大内一未「青いしずく」丸田脈
【東京】「月色のうさぎ」小川かをり「黄色い流星」桐田聡史「空港にて」セイシロー「風に吹かれて行きつく場所」中嶋晋也「一字ちがいの◯◯さん」青木もも子「木漏れ日を」海野あかり「日々過ぎる」平井文子「プールサイド」牧康子「フォトグラフ」山田京三「花の心」木山省二「桃乃木緑道」うめだしんすけ「雪のあと、路は輝く」がぶん「罪ほろぼし」佐藤文平「女ものの傘」長野正毅「猫はいなくならない」こなんるか「フィリア 友愛の果てに」齋藤久「北に向かって線を引く」我妻許史「帰巣」南忠志「かけがえのある家族」寺澤あめ「ペアルック」浅田夕子「跡」阿壇幸之「ちんどん屋」浜千紀「ある死」伊藤美希「不完全燃焼」緒津真紀「化石」佐々木基成「静けさの中で」三輪滋「胸は熱く」明日香ゆう「言葉の旋律」川田理香子「マルゲリータ」一色類「忘れもの」天野いずみ「美月の手」酒口晃一「夜を越えて未来を描く」齋藤日穂「捨て鉢くじら」萩野間湊「雫となり」春日井太一「アトムちゃん」塩野薫「紫陽花」石川朔太郎「初めての抱っこ」小野章史「ファミレスを出よ」酒井聡「エイ」船岩祐太「一本松」和田海作「イン・ザ・チューブ」田中紘介「ともに」南五郎「手」河音直歩「始まりの静かな場所」千野秀一「の、いたところ」春名美咲「とける」中川倫太郎「夜に吹く風」北沢まどか「ファミリー・マトリョーシカ」水城文惠「指環物語」駒形歩「愉しい夜」山本仁志「夜の行進」永井敦也「茜色」東木哲也「裸になる」米山真由「償いの日々にもチートデイ」寅間心閑「散華」遠山さわ「泥棒の磯村さん」森田健司「追想」神楽蘭子「武志とのこと」山崎ゆのひ
【神奈川】「花咲く町の片隅で」帆風マホ「家族」松本進「ハルコの林檎」小川尚子「木の根っこクラブの女たち」草間小鳥子「ファントムペイン」東出時雨「氷河の二人」高堂学「麦を踏む」柚木ハッカ「Mさん」間米康生「脱皮」湯田坂美幸「春近し」塩田千種「あの日のあなたと」麻生楓「金に星降る」さいとう檸檬「椿」東野りえ「赤とんぼ」青木万利子「疾風迅雷、駆け抜けろ」大下さえ「生きづらい者たち」西邑昼夜「木伐るひと」平岡七星「寒白百合」下山光明「Let Me Try Again」福岡高志「ぼくの名を呼ぶ」霜月透子「リモートラン」神尾哲也「今どこにいるの」吉本衆「夜行列車の向こう側」哲舟「百円お菓子交換券」萩原浩人
【新潟】「大阪梅田にて、ご乱心」渡辺禮「桜、さくら、サクラ」柴野裕治「岐れ路」杉江正子「ひかり」水野晶「くにゃり」松叶恵弥「三角屋カズ」清崎登代「『おくやみ』欄」伊田弘
【石川】「かわいいですね」萩野萌歌「独活の花」八木しづ「氷見へ6カエル」新楽変豊「黒花の幻妖」夏風「セイカ」藪下悦子
【福井】「雪の匂い」渡辺庸子「薬師堂からの風」奥ゆうじ「鯨の目」塚本雫「いざないの追憶」朝日智子
【山梨】「回転木馬」篠原信
【長野】「ばあちゃんのお葬式」宮坂朝子「風吹けば」山崎人功「酒呑童子の悲しみ」多田宏「どっこ」みずさわいなわ
【岐阜】「雨の島渡り」黒木信一「独り暮らし」兼松義治「お盆のあとの墓参り」宇野達也「相似」細川塁衣
【静岡】「三塁打」清水広六「ハレルヤを歌った日」竹内弘子「父の閾」並木涼「祭囃子の宵」犀川まり
【愛知】「リフォーム」水野あお海「発明家への夢」波勝一廣「青冬」えま夕樹代「黒白のデゼスポワール」ヨコマクラヤコ「キャタピラ」加藤紀子「うちの庭ではよく猫が鳴く」湖條登四季「梅雨間の去来」幸祉豆杵「滑川、濡れそぼつ」伽十心
【三重】「新緑の小さな時間」雨石六月「新月に薫る浜木綿」松田貞子
【滋賀】「鬼柚子とヒマワリ」おぎなお紺
【京都】「明けの三日月」いっき「いとま」西荻麦「見知らぬ人」伊和七種「代償」柏木友「からだを脱ぐ」みぎわせり「晋の涙」植垣政満「とんび、鳴く」峯本つづき「泥棒」園あい「さよならおひさま」青井灯「はつゆき」コウタリリン「骨」永田健太郎「村の城」佐々木増博「雪の朝」江口ちかる
【大阪】「明石海峡」篠鷹之「閻魔のお願い」高戸アきラ「メグミルクを飲むと降谷建志に優越感を感じる」にゃんしー「俊や」松本元「よるをおとしたぼくらは。」tairananame「思惑」平川太郎「水曜の夜、あなたは…」若樹純「光と影と」若記誠「男として、女として」名嘉山レイ「梅ちゃんの幸福」黒田きな子「海辺の水仙」田中香津子「ナイル川」松下みゆき「遥かな雨音」佐伯厚子
【兵庫】「家を買う女」三町公平「我妻」太田ユミ子「川の童話」土井章寛「喝采を贈る」森三平太「どこまでも青い空」つくし「アレクサンドリア図書館」尼子猩庵「紫陽花」高木浩志「別れの曲」吉澤章子「六十滝」凪和「後会の柿すだれ」雫石つみき「十一月の残影」高村峰生「海浜病院にて」有水有水「雪中花」柳霧津子「酔芙蓉」やしき灯子「途中下車」友方ユキ「シャヴァンヌの鳩」藤本あずさ「ゴッドハンド」本木晋平「夏の贈りもの」仲谷涼「奇癖の人」松田祥子「蹄音がきこえる」坪田雅秀「ボヘミアン・ラバー・ソウル」乃木凪紗「新・豪華ホテル」加崎きわ「冬陽のとき」葉月乃蓉果「北陸の町」原田聡介「芝生の色」浜田美鈴「スイカの種」藤野まーりん「銀河、ここに終わり ここに始まる」秋月優貴子「父のこと」池端メイ「きっと私の名前を呼んで」木田肇「見知らぬ街」近井まゆき「おめでとう禁言令」海善紙葉
【奈良】「リスタート」若林明良「思い出のさなぎ」有原悠二
【和歌山】「網走にて―永山則夫との対話―」菱田律子「ドリームファミリー」逸見真由
【鳥取】「煮えくり返る」古林邦和
【岡山】「蒸留」芥川心之介「三つの独楽」沢松アイラ
【広島】「コイン通りの古書店」木下訓成「卒業写真の頃」沖村三日人「妻ありて」島田祐二「錆びた釘隠し」宮川洋太郎「平和の柵」堀行丈治
【山口】「夕凪物語」有馬俊太郎「明け方の満月」瀬戸みゆう
【徳島】「思い出の百円ラーメン」桝田耕司「噂」村上いこ「住吉丸」藤幸作
【香川】「いのちを紡ぐ」今泉侑花
【愛媛】「風待ち」美杉しげり「雪虫」杉野圭志「しよむこら」青木千夏「晩歌光」京の森けい「天神谷」松英一郎「庭に差す朝日」桐谷糸
【高知】「氷雪の記憶~じいちゃんとの約束~」内山眞知子「送る人」吉原啓二「おゆうの居場所」若江克己「初盆」橙哉貴生
【福岡】「レークサイド物語」森由美「死木」城戸祐介「菩提樹の花の下で」有森信二「弟」五十亮輔「シュリーレンにさよならを」橘静樹「カノンロック」高木隆之介「恥」後藤克之「影絵家族」森田浩子「生成り」米田洋子
【佐賀】「トケイソウの夏」龍崎豪
【長崎】「風に愛された女」塚田学
【熊本】「最期の告白」斉藤てる「不確定な私たちの白昼夢」内藤志保里
【宮崎】「ナマエ」山崎道子「一粒万倍」馬場広大
【鹿児島】「赦免」岩元正治「街の記憶」小平竜平「人のことばを話すクジラ」類沙いくよ「海棠、もしくは、地獄の季節。」高岡修
【沖縄】「夕映えのキビ畑」仲西勉「雲の中の箱」平良政勝「庭からの眺め」崎浜慎「ドライブ」崎山麻夫
【イギリス】「伊礼くんの思い出」荒井みのり