北陸電気工業は26日、東京証券取引所のプライム市場から、一つ下のスタンダード市場へ10月20日に移行すると発表した。経営資源の集中や、上場維持基準を満たすためのコストを理由に挙げている。
同社はプライム市場の上場維持基準のうち、流通株式数、流通株式比率、1日平均売買代金の3条件は満たしている。一方、3月末時点の流通株式時価総額は87億円で、上場維持基準である100億円以上を満たしていなかった。
時価総額の上昇に必要な設備投資や、IR活動の強化などにかかるコストを考慮し、本業の収益力や製品開発力の向上に投資を集中した方が効果的だと判断した。