コンクール最高賞の中島町青年会表彰
「福岡町つくりもんまつり」は最終日の24日、富山県高岡市福岡地域中心部で町流しが4年ぶりに行われ、そろいのTシャツや浴衣を着た地元住民がまつりを華やかに締めくくった。野菜や果物などを使った作品の出来栄えを競う「つくりもんコンクール」の表彰式もあった。
午後7時半ごろ、赤い飾りが付いた花笠(はながさ)を手にした福岡小学校の6年生ら約130人が洗心橋を出発。「越中菅(すげ)笠音頭」を踊りながら町を練り歩いた。中心部に着くと、「福岡つくりもん囃子(はやし)」を披露し会場を盛り上げた。
表彰式は福岡にぎわい交流館であり、増岡一郎同まつり実行委員長らが各団体の代表者に賞状や記念品を贈った。
最高賞に選ばれた中島町青年会はディズニー映画「リトルマーメイド」をテーマに、同地域特産のコイが海の生き物と交流する物語を表現した。主人公の人魚、アリエルの髪をトウガラシで、尾びれを白菜で表現するなどの工夫で注目を集めた。浅地隆佳代表(52)は「メンバーや子どもたちと連夜作業して、楽しい時間を過ごせた。作品を見に来た人に喜んでもらえてよかった」と話した。
町流しは新型コロナウイルスの影響で中止していた。同まつりは市商工会などでつくる実行委員会主催、北日本新聞社共催。