砺波市4中学校の3年生は31日、となみブランド「庄川鮎(あゆ)」の塩焼きを給食で味わった。同市庄川中学校では、生徒46人が地元の味覚を堪能し、古里の食文化へ理解を深めた。
全国鮎養殖漁業組合連合会が制定した6月1日の「アユの日」を前に、川魚・水産加工卸販売、山田商事(同市中野)が、庄川鮎の魅力を子どもたちに知ってもらおうと昨年に引き続き企画した。庄川の天然アユの卵をふ化させて育てた「生粋の庄川鮎」約500匹を市教育委員会に無償提供し、同社が経営するアユ料理専門店「鮎や」で炭火焼きした後、市学校給食センターで再度加熱した。
31日は同社の渡邉遊(ゆう)統括部長が同校を訪問。庄川のアユを守る取り組みや、おいしい食べ方などを説明し、生徒と会食した。初めて食べたという大伴寛奈(かんな)さんは「とても食べやすい。おいしいアユをもっと多くの人に知ってほしい」と笑顔を見せた。