電動アシスト付きマウンテンバイク(通称・E-BIKE)で、里山の魅力に触れるイベント「立山だよ!全員集合!」が28日、富山県立山町を中心に開かれた。町内で官民が所有する全てのE-BIKEが集結。E-BIKEと里山ツアーの“聖地”を発信した。参加した自転車愛好家らは立山黒部アルペンルートの玄関口・立山駅を出発して里山の冒険を楽しんだ。

 里山を巡るE-BIKEのツアーを展開する里山マウンテンバイクツーリズム実行委員会(佐藤将貴代表)が、里山に眠る自然や歴史文化の魅力を伝えようと、モニターツアーとして初開催。町が16台を貸し出し、佐藤代表がクラウドファンディングで用意した10台の計26台が勢ぞろいした。

 立山駅前での出発式で佐藤代表が「驚きや発見が連続する道を走ってもらう。ドキドキを楽しんでほしい」とあいさつ。参加者は拳を突き上げ、イベント名を叫んで出発した。

 レベルに応じた16~42キロの5コースを設定。参加者は、実行委が「裏アルペンルート」と称する普段通ることがない林道などを走り抜け、自然や歴史文化を満喫した。